ディズニーアニメ映画ランキング

ディズニーのアニメ映画のランキング

ディズニーのアニメ映画の名作ランキングです。歴代の全作品のベスト。米国の映画批評家の評価を集計する「ロッテン・トマト」のスコアに基づいています。1位はアニメ史上の最高傑作と言われる「ピノキオ」(1940年)。2位は「クマのプーさん」(1977年)、3位は「白雪姫」(1937年)。21世紀の作品では「ズートピア」が6位、「アナと雪の女王」が17位に入っています。(Slinky Pictures&STOCK SIEVE

順位 題名 解説
ピノキオ

(1940年)

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ピノキオ
ディズニーの長編アニメの2作目として誕生した。

3年という長い歳月を経て制作された。前作の『白雪姫』とは異なるテイスト。夢と希望に溢れた物語となった。

驚きの最新技術

当時では破格の250万ドルを投入し、大勢のスタッフで制作された。 鼻がにょきにょきと伸びるリアルな描写など最新技術を駆使した映像は子どもだけでなく大人もを驚かせた。

特に海のシーンでは、凹凸のあるガラスをセル画の中で動かし、水のゆらめきを表現したという。

物語

主人公ピノキオは、妖精のブルー・フェアリーによって命を授けられた人形の男の子。

「正しく優しい子になったら本当の子どもにしてあげる」とブルー・フェアリーに言われ、ジミニー・クリケットとともに様々な冒険をする。

好奇心が旺盛で人を疑うことを知らないピノキオは何度も悪者に騙されるが、そのたびに困難に立ち向かっていく。
くまのプーさん

(1977年)

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くまのプーさん
「くまのプーさん」シリーズとして初めての長編アニメ。 それまでに製作された「プーさんとはちみつ」「プーさんと大あらし」「プーさんとティガー」という中編映画3本を、一つにまとめた。 英語の題名は「The Many Adventures of Winnie the Pooh」。

日本では当時、映画館で上映されなかった。 しかし、製作から20年後の1997年に「くまのプーさん 完全保存版」という題名で、ビデオ発売された。

縫いぐるみと仲間たちの物語

クリストファー・ロビン少年の100エーカーの森に住む、クマの縫いぐるみプーとその仲間たちの、愉快で心温まる物語。 まるで絵本を楽しんでいるかのようにつづられている。

くまのプーさんは、2011年にも再びアニメ映画の新作が公開された。
白雪姫

(1937年)

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白雪姫
ディズニーの長編アニメ映画の記念すべき第一号であり、世界全体にとっても史上初の長編アニメとなった。

物語

その名のとおり雪のような白い肌に、美しい黒髪、赤いバラのような唇を持った少女。

誰からも好かれる心優しい少女だが、その美しさゆえに継母である女王からは疎ましく思われている。

そのため簡素な服を着て、掃除や洗濯の雑用をやらされる日々。

しかしある日、王子と出会い自雪姫の人生は変わっていく。

子供のための映画

ウォルト・ディズニーは、人間の感情や物語をアニメで伝えることができることを証明した。

1930年代当時、映画は大人のための芸術だった。子供のためだけに制作されることは比較的に珍しかった。

ディズニーは、その生き生きとした動きと、それなりの長さのある物語にこだわった。

現代アニメの原型

現代の観客がディズニーアニメで見慣れているすべてを『白雪姫』に見ることができる。 清く正しく美しいヒーローとヒロイン、恐ろしい悪役、息を呑む映像、道徳的教訓、愛らしい動物たち、おとぎ話のような展開に、少々派手な歌が盛り込まれ、うまく機能している。

また、親に捨てられること、裏切り、孤独といった、最も根源的な恐怖を語っている。 しかしそうした恐怖を、ウィットやユーモア、古き良きロマンチックなハリウッド風エンディングで一掃している。
ダンボ

(1941年)

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ダンボ
ディズニーの3作目の長編アニメーション。

サーカスを舞台に空飛ぶダンボをめぐって様々な騒ぎが繰り広げられる。

ダンボはサーカスの小さな大スター。

コウノトリがサーカス団のゾウ・ジャンボの元へ運んできた可愛らしい子ゾウ、それがダンボだ。

小さな体に、青い目、そしてとっても大きな耳!

ダンボを守るために暴れ、捕らえられてしまった母を助けるために、ねずみのティモシーの協力でその大きな耳を使って世界初の「空飛ぶゾウ」になるべく奮闘する。
101匹わんちゃん

(1961年)

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101匹わんちゃん
たくさん班点があるダルメシアン犬の主人公ポンゴは飼い主の青年の愛を取り持つ一方、パディータと結ばれて15匹の子犬を持つ。が、悪い人間に子犬たちは誘拐され、ポンゴや仲間の犬たちがその救出に大活躍する。

ゼロックス社のコピー機はディズニー・アニメとともに改良され、その成果は手描きでは到底描き切れない班点のある犬たちを一斉に画面に登場させた。

1961年作品で、ウォルト・ディズニーはこの5年後に他界した。
ズートピア

(2016年)

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ズートピア
現代の人間社会を動物たちの暮らしに反映させ、偏見や差別の問題を乗り越えていく冒険にミステリーを交えて描いた意欲作。

動物たちが人間のように暮らす大都会。ウサギの新米警官ジュディとキツネの詐欺師ニックが、衝突しつつも大きな陰謀に立ち向かうため、力を合わせる。

総指揮は宮崎駿監督とも親交が深いジョン・ラセター。1980年代に方向性の違いで一度はディズニーを解雇された。その後、ピクサーを率いて活躍。2006年からディズニーの責任者を兼務するようになった。

共同監督のバイロン・ハワードは「動物が活躍する作品は『バンビ』『ダンボ』の昔からディズニーの伝統。長らくやっておらず、やるなら今まで見たことがないものを、と製作総指揮のジョン・ラセターに命じられた」と言う。
シンデレラ

(1950年)

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シンデレラ
「シンデレラ・ガール」という言葉があるように、世界中の人々、とくに女性たちの永遠のあこがれになっているサクセスストーリー。子供からOL、お母さんやおばあちゃんまで、幅広く支持されている。

心やさしい薄幸の少女が魔法の力を借りて最後には幸せになる-。あまりにも有名なシンデレラ物語は、世界中で約700も存在するといわれる。このうち最もポピュラーなのがシャルル・ペローの原作。ディズニー映画「シンデレラ」も、これを基に作られた。

ウォルト・ディズニーは6年の歳月と750人のスタッフを投入して、このおとぎ話を映画化。1950年度のアカデミー賞では主題歌賞、オリジナル作曲賞などにノミネートされ、興行的にも大ヒットした。
モアナと伝説の海

(2016年)
モアナと伝説の海

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<主題歌(屋比久知奈)>

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南太平洋を舞台に、海と強い絆で結ばれた16歳の少女モアナの大冒険。波瀾(はらん)万丈のストーリーと圧巻の映像。

親しみやすい歌曲の数々で、観客を元気にさせる。注目の作曲家リン=マニュエル・ミランダの主題歌「どこまでも ~How Far I'll Go」をはじめ、思わず口ずさみたくなるメロディーが画面のダイナミズムをさらに高めている。

監督は、ロン・クレメンツとジョン・マスカーの2人。「リトル・マーメイド」(1989年)、「アラジン」(1992年)などの名作を生み出してきた黄金コンビだ。巧みな演出と語り口で最後まで画面に惹きつける。

沖縄出身の新人、屋比久知奈(やくび・ともな)がモアナの声を務めた日本語吹き替え版は、ハワイ出身の新人アウリィ・カルバーリョの英語版をしのぐような爽やかさと、伸びやかな歌声だ。

【あらすじ】南の島で暮らす16歳の少女モアナは、奪われた女神の「心」を取り戻し、人々を救う使命を帯びる。風と海の守り神マウイと出会い、一緒に大海原へ。壁にぶち当たりながら進むべき道を見つけていく。

水や波の描写のリアルさも見どころ。海が感情を持つ生き物のように表現され、人間が自然の恩恵を受けていることも再認識させられる。

CG(コンピューター・グラフィックス)を駆使してはいるが、現実感を追求しキャラクターと背景が乖離(かいり)するようなことはない。製作陣は「海自体をキャラクターとして表現したい、共感できるものにしたい」と考えたという。

「アナと雪の女王」以降、ディズニーは、「男女」が結ばれるというヒロインシリーズの定番では異なる結末を描いてきた。「アナ雪」の場合、真実の愛が姉妹の愛だった。本作も男女の恋愛要素が排除されている。マウイという相棒はあくまでジーニー的存在であり、常にモアナが一人で悩み解決していく。

オセアニアが舞台になっている。製作にあたっては、ポリネシアの文化などに関する徹底的なリサーチが行われた。人類学者、言語学者、教育学者、タトゥーの専門家、振付師、ハカの専門家、航海士の名手、文化アドバイザーなどが綿密に考証。マウイのタトゥーの箇所のみ手書きアニメにするなど細部にもこだわった。2人の監督も、太平洋の島々を訪れ、観光スポットでなく、地元のコミュニティーに入って伝説や音楽を聴いた。
アラジン

(1992年)

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アラジン
冒険心とコメディを上手に組み合わせた。

主題歌「ホール・ニュー・ワールド」が大ヒット。 アカデミー賞の歌曲賞を受賞した。
10 美女と野獣

(1991年)

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美女と野獣
美しいラブストーリー。 大人も子供も楽しめるアニメ映画であり、名曲そろいのミュージカルだ。 作品の質の高さが口コミで広がり、大ヒットになった。

アカデミー賞で作品賞にノミネートされた。 アニメ映画が作品賞にノミネートされるのは、 史上初めての快挙だった。当時は作品賞のノミネート枠が「5」だったため、なおさら価値があった。 さらに、作曲賞と歌曲賞を受賞した。

タイトル通り美しい女性と野獣の愛を描いたラブストーリーである。

物語の原型は古くはギリシャ神話に見られ、以来さまざまなバリエーションで語られてきたが、今作品は初のアニメ化。繊細な技術と起伏に富んだストーリーで新たな感動を呼び起こすあたり、さすがディズニーだ。特に、さまざまな事件を経てベルと野獣の愛が実る後半は心にしみる。

狼とも熊ともつかない野獣とベルが静かに踊るシーン、奇跡が起きるラストシーンなど愛について考えさせる場面である。

ベルの声を演じたペイジ・オハラ、野獣のロビー・ベンソンもイメージにぴったり。

【あらすじ】森の中にひっそりと建つ城。城の主である王子は、こじきに化けた魔女が頼んだ一夜の宿を断ったため野獣の姿にされ、21歳の誕生日までに真実の愛を見つけなければ呪いは生涯解けないと言われる。その日も間近い日、城に迷い込んだ老人を探して若く美しい女性が訪ねてくる。ドラマは、この父親思いの娘ベルと人間なれしない野獣、そして村のキザな男の横恋慕や狼の襲撃など、ハラハラさせながら展開していく。
11 ファンタジア

(1940年)

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ファンタジア
ウォルト・ディズニーが、クラシックの名曲に乗せて7つのエピソードを展開するミュージカル・アニメ。

レオポルド・ストコフスキー指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏による音楽が、時に繊細に、時にダイナミックに物語に寄り添っていく。2000年には全8曲で構成される新世紀版『ファンタジア2000』も製作された。
12 ライオン・キング

(1994年)

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ライオン・キング
エルトン・ジョンを音楽に起用した。 本格派ミュージカルとは一線を画し、 楽しい作品に仕上げた。 主題歌「愛を感じて(Can You Feel the Love Tonight)」が、アカデミー賞の歌曲賞に輝いた。
13 リトル・マーメイド

(1989年)

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リトル・マーメイド
低迷していたディズニーのアニメが、この作品で復活を遂げた。ここから、ディズニーの第二黄金期(ディズニー・ルネッサンス)が始まった。

悲劇で終わるはずのアンデルセン童話「人魚姫」を、大胆にもハッピーエンドに変えた。原作では水泡と消えてしまう悲劇の人魚姫アリエルが、ここでは美しい声と引き換えに海の魔女から2本の足をもらい、ひと目ぼれした王子さまとの恋を結実、不可能だった夢をかなえる。しかも、この人魚姫、海底王国の王様で厳格な父親の目を盗んでは王国を脱出、冒険を楽しむ現代人タイプだ。

原作は「マッチ売りの少女」などでおなじみアンデルセンの「人魚姫」。海の底に生まれながら、人間界にあこがれ地上の国の王子さまに恋をしてしまう人魚姫の話。

ドラマは恋をしたアリエルが父親との葛藤(かっとう)、世界の違いを乗り越えて少女から大人の女性に成長していくさまを見せるが、その舞台となる深海の鮮やかな色彩は、さすがにファンタジックアニメのしにせディズニー。海中の光と影、逆巻く波、気泡など細かい芸を見せる。カニやタイ、タコともエイともつかないユニークな魚が人魚姫とスクリーンいっぱいに跳びはねるシーンなど本当に楽しい。

音楽も抜群。全体的にハッピーなトーンにぴたりとマッチしている。アカデミー賞では、歌曲賞と作曲賞の音楽2部門を制覇した。このうち歌曲賞は「アンダー・ザ・シー」と「キス・ザ・ガール」の2曲がノミネートされ、「アンダー・ザ・シー」が受賞した。

ミュージカル・スターのジョディ・ベンソンのセリフと歌は、恋に一喜一憂するアリエルを見事に表現した。王様からアリエルの監督役を仰せつかったカニ役のサム・ライトのノドも魅力たっぷり。
14 わんわん物語

(1955年)

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わんわん物語
15 イカボードとトード氏

(1949年)
イカボードとトード氏
16 クマのプーさん

(2011年)

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クマのプーさん
17 アナと雪の女王

(2013年)

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アナと雪の女王
18 バンビ

(1942年)

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バンビ
19 ベイマックス

(2014年)

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ベイマックス
20 ボルト

(2008年)

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ボルト
21 塔の上のラプンツェル

(2010年)

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塔の上のラプンツェル
22 ターザン

(1999年)

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ターザン
23 メロディ・タイム

(1948年)
メロディ・タイム
24 シュガー・ラッシュ:オンライン

(2018年)

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シュガー・ラッシュ:オンライン
25 眠れる森の美女

(1959年)

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眠れる森の美女